愛用シャッター鍵の簡単メンテナンス術


我が家のガレージには、もうかれこれ15年以上使っている手動シャッターがあります。毎日車を出し入れするので、シャッターとその鍵はまさに相棒のような存在です。そんな相棒に少しでも長く、そして快適に働いてもらうために、私が日頃から心がけている簡単なメンテナンス術をご紹介したいと思います。シャッターの鍵って、普段あまり意識しないかもしれませんが、実は結構過酷な環境に置かれているんですよね。屋外に設置されていることがほとんどなので、雨風にさらされ、砂埃やゴミが鍵穴に入り込みやすい。これを放置しておくと、鍵の抜き差しが固くなったり、鍵が回りにくくなったり、最悪の場合は鍵が内部で錆びて動かなくなってしまうこともあります。そうなる前に、ちょっとした手入れをしてあげるだけで、鍵の寿命はぐっと延びるんです。私がまずやっているのは、定期的な鍵穴の掃除です。といっても難しいことではなく、エアダスター(パソコンのキーボード掃除などに使うスプレー缶)で鍵穴の中のホコリやゴミを吹き飛ばすだけ。これを数ヶ月に一度やるだけでも、かなり効果があります。掃除機のノズルを鍵穴に当てて吸い出すのも良いかもしれません。次に、鍵の動きが少し渋くなってきたなと感じたら、鍵穴専用の潤滑剤を使います。ここで注意したいのが、絶対にクレ556のような一般的な油性潤滑剤や、食用油などは使わないこと!これらは一時的に滑りが良くなるかもしれませんが、油がホコリを吸着してしまい、中で固まって余計に状態を悪化させてしまう原因になります。必ず、「鍵穴用」と表示されている、速乾性でホコリが付きにくいパウダースプレータイプの潤滑剤を選んでください。これを鍵穴にシュッと一吹きし、鍵を何度か抜き差しして馴染ませます。これだけで驚くほどスムーズに動くようになることが多いです。もちろん、鍵本体(キー)の方も、汚れていたら柔らかい布で拭いてきれいに保つようにしています。これらの簡単なメンテナンスを続けることで、我が家のシャッター鍵は今でも現役で頑張ってくれています。もちろん、鍵の調子が明らかにおかしい場合や、自分で対処できないような不具合がある場合は、無理せず専門の鍵屋さんに相談するのが一番です。