バイクの鍵紛失はロードサービスも活用しよう


ツーリング中や出先でバイクの鍵を紛失してしまった場合、まず頭に浮かぶのは鍵屋への依頼かもしれません。しかし、もう一つ有力な選択肢として、加入しているロードサービスの活用があります。JAF(日本自動車連盟)の会員であったり、任意保険にロードサービスが付帯していたりする場合、鍵のトラブルにも対応してくれるケースが多いのです。ロードサービスを利用するメリットはいくつかあります。まず、多くの場合、一定の範囲内であれば無料で対応してくれる、あるいは会員価格で利用できるため、鍵屋に直接依頼するよりも費用を抑えられる可能性があります。特に、任意保険付帯のロードサービスは、保険料に含まれているため、追加費用なしで利用できる場合が多いです。サービス内容は各社で異なりますが、鍵の解錠作業(キー閉じ込みの場合)や、レッカー移動サービスが含まれていることが一般的です。鍵を完全に紛失してしまい、その場で解錠や鍵作成ができない場合でも、自宅や最寄りのバイクショップまでレッカーで搬送してもらうことができれば、その後の対応がスムーズになります。特に、イモビライザー搭載車など、特殊な鍵で鍵屋での対応が難しい場合には、ディーラーまで搬送してもらう必要が出てくるため、レッカーサービスの有無は非常に重要です。ロードサービスを利用する際には、まず会員証や保険証券を確認し、サポートセンターに連絡します。オペレーターに状況(鍵の紛失、場所、車種など)を伝え、対応可能なサービス内容と到着時間を確認しましょう。注意点としては、ロードサービスによっては鍵の「作成」までは対応しておらず、「解錠」や「搬送」のみの場合があることです。また、サービスが適用される範囲(距離制限など)や、利用回数に制限がある場合もあります。事前に自分の加入しているロードサービスの内容を把握しておくことが大切です。いざという時に慌てないためにも、JAFの連絡先や保険会社のロードサービス窓口の電話番号をスマートフォンに登録しておくことを強くおすすめします。