失敗しない玄関補助錠の選び方ポイント


玄関の防犯対策として補助錠の設置を決めたら、次に悩むのが「どの補助錠を選べば良いか」という点です。市場には多種多様な補助錠が出回っており、どれが自分の家に最適なのか判断するのは難しいかもしれません。しかし、いくつかのポイントを押さえて選べば、後悔のない、効果的な補助錠選びが可能です。ここでは、失敗しない玄関補助錠選びのための重要なポイントを解説します。まず最も重要なのは、設置する玄関ドアの種類と材質を確認することです。ドアが木製なのか、金属製(アルミ、スチールなど)なのか、またドアの厚みはどれくらいかによって、取り付け可能な補助錠の種類や取り付け方法が異なります。補助錠の製品説明には、対応するドアの材質や厚みが明記されていることが多いので、購入前に必ず確認しましょう。特に、古いタイプのドアや特殊な構造のドアの場合は、取り付けに制限がある可能性があるので注意が必要です。次に、求める防犯性能のレベルを明確にしましょう。補助錠の防犯性能は、製品によって大きく異なります。ピッキング対策を重視するなら、ディンプルキーなどの不正解錠に強いシリンダーを採用したものがおすすめです。こじ開け対策を強化したいなら、鎌式デッドボルトを備えたタイプが有効です。CPマーク(防犯性能の高い建物部品を示すマーク)が付いている製品は、一定の防犯基準を満たしているため、選ぶ際の目安になります。どの程度の防犯レベルを求めるかによって、選ぶべき補助錠のタイプやグレードが変わってきます。使い勝手も重要な選択基準です。例えば、鍵を持ち歩きたくない、あるいは家族が多くて鍵の管理が大変、といった場合には、暗証番号式やカードキー式の電子錠が便利です。小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では、操作が簡単なものを選ぶ配慮も必要かもしれません。ただし、利便性を追求するあまり、防犯性が犠牲にならないようにバランスを考えることが大切です。予算ももちろん考慮すべき点です。補助錠の価格は、簡易的なものなら数千円から、高機能な電子錠になると数万円以上するものまで幅広いです。