玄関での鍵の管理を便利にするキーボックス。中でも壁掛け固定式は、安定感があり持ち去りのリスクも低いことから人気があります。ここでは、壁掛け式のキーボックスを自分で玄関周りの壁に取り付ける際の基本的な手順と注意点をご紹介します。DIYに挑戦してみたい方はぜひ参考にしてください。ただし、壁の材質や構造によっては専門的な知識や工具が必要になる場合や、賃貸物件では制限がある場合があります。作業は自己責任で行い、不安な場合は専門業者に依頼しましょう。まず、必要な道具を準備します。キーボックス本体(取り付け用ネジが付属しているか確認)、電動ドリル、ドリルビット(壁の材質とネジのサイズに合ったもの)、鉛筆などの印をつける道具、メジャー、水平器があると便利です。壁の材質によっては、アンカープラグが必要になる場合もあります。次に、取り付け位置を慎重に決めます。防犯上、あまり人目につきすぎず、かといって隠れすぎない場所が理想です。雨風の影響を受けにくい軒下などが適しています。設置する高さを決め、メジャーと水平器を使って、キーボックスが水平になるように取り付け位置に鉛筆で印をつけます。多くのキーボックスには、ネジ穴の位置を示すための型紙が付属しているので、それを利用すると正確な位置決めがしやすいです。印をつけたら、電動ドリルを使ってネジ用の下穴を開けます。コンクリート壁やタイル壁の場合は、コンクリート用またはタイル用のドリルビットを使用し、振動ドリルが必要になることもあります。石膏ボードの壁の場合は、そのままネジ止めすると強度が不足するため、アンカープラグを打ち込んでからネジ止めするのが一般的です。壁の材質に適した方法で、指定されたサイズの穴を開けましょう。穴あけの際は、壁内部の配線や配管を傷つけないように十分に注意してください。下穴が開いたら、キーボックス本体を壁に当て、付属のネジまたは用意したネジで固定します。ネジは最初から強く締めず、全てのネジ穴にネジを軽く通してから、均等に、そして確実に締め込んでいきます。強く締めすぎると、キーボックス本体や壁を傷める可能性があるので注意しましょう。取り付けが完了したら、キーボックスが壁にしっかりと固定されているか、ガタつきがないかを確認します。