鍵修理:プロ並みの仕上げを目指して

2026年3月
  • ドアラッチがはまらない時のストライク調整術

    新しいラッチに交換したのにドアが閉まらないあるいは以前よりも力を入れないとカチャッと閉まらないというトラブルに直面した時多くの人はラッチの取り付け方を間違えたのではないかと疑いますが実は原因はラッチ側ではなく受け側であるストライク(受け座)の位置ズレにあることが多いです。家のドア枠は新築時には完璧に調整されていても年数が経つにつれて建物の重みで僅かに歪んだり地震の揺れで枠が変形したり木材が乾燥収縮したりすることでラッチボルトが収まるべき穴の位置が微妙に移動してしまうことがあります。このズレを修正するためにはストライクの位置を調整する必要がありますが最近のストライクには調整弁と呼ばれる可動式の板が付いているものがありネジを緩めてこの板を前後に動かすだけで簡単にラッチのかかり具合を調整できる便利な機能が備わっています。調整機能がない古いタイプのストライクの場合は一度ネジを外してストライクを取り外しネジ穴を埋めてから数ミリずらした位置に再度取り付け直すという少し高度な作業が必要になりますがヤスリでストライクの穴の縁を削って広げるという方法でも軽微なズレなら解消できることがあります。またドアがガタつく場合はストライクの爪(飛び出ている部分)をペンチで少し曲げて角度を変えることでドアを押さえつける力を調整することも可能です。ラッチとストライクは一対の関係でありどちらか一方だけが正常でもドアは正しく機能しないためラッチ交換を行っても不具合が直らない時は視点を変えてストライク側の調整を試みることで嘘のようにスムーズな開閉が実現することがありますから諦めずにトライしてみる価値は十分にあります。