家の中で最もラッチのトラブルが起きやすくかつ最も危険な場所がお風呂場やトイレといった水回りであることを認識している人は意外と少ないかもしれませんが湿気と温度変化に常に晒されているこれらの場所のドアラッチは他の部屋に比べて圧倒的に錆びやすく劣化のスピードが早いためある日突然故障して閉じ込められるリスクが潜んでいます。特に浴室のドアは密閉性を高めるためにパッキンなどが付いておりラッチにかかる負担が大きい上に内部のバネや金属部品が湿気で腐食して折れてしまうと外からは開けられても中からは開けられないという恐怖の密室が完成してしまいます。入浴中にドアが開かなくなり裸のままで何時間も助けを待つという事態は想像するだけでゾッとしますが実際にこうした事故は頻繁に起きており高齢者や小さな子供が被害に遭うと脱水症状やヒートショックなどの命に関わる事態に発展しかねません。このような悲劇を防ぐためには日頃から浴室ドアのラッチの動きをチェックし少しでもノブが重かったりラッチの戻りが悪かったりしたら迷わず交換することが重要ですが浴室用のラッチは防錆仕様の特殊なものが使われていることが多いため交換の際には必ず浴室対応品を選ぶ必要があります。また万が一閉じ込められた場合に備えて脱衣所側にマイナスドライバーやコインで解錠できる非常解錠装置がついているかを確認しておくことも大切ですし家族がいる場合は入浴中に異変があったらすぐに知らせるための呼び出しボタンや防水スマホを持ち込むなどの対策も有効です。ラッチの故障は予兆なく訪れることが多いですがギシギシという異音や錆び汁が垂れてくるなどのサインが出ていることもありますので日々の掃除のついでにドアの側面やラッチの状態に目を向ける習慣をつけることが安心で快適なバスタイムを守るための第一歩となるでしょう。
お風呂場のラッチ故障が招く重大な閉じ込めリスク